お通夜のマナー
お通夜は本来、遺族や親族、近しい人のみで行われていました。これは宗教的な意味があり、夜お化けなどが出てきて死者の魂が連れていかれないよう線香の明かりを絶やさないようにする、亡くなった方を静かに偲ぶということからきています。ですが、近年では告別式に参列できない人、どうしても個人と最後のお別れをしたい人が来るようになっています。お通夜に参列する場合のマナーとしては、受付をすまし、記帳を行いお焼香へと移ります。受付ではさりげなく、ご愁傷様ですなどと声をかけるようにしましょう。語尾ははっきりしていなくても大丈夫です。お焼香を終えると通夜ふるまいに案内されることがありますが、できるだけ断らないようにしましょう。通夜ふるまいには、故人への供養といった意味があります。箸をつけるだけでも良いので、参加をするようにしできるだけ長居はしないように配慮をします。献杯の時から参加をするときは他の人と、杯を合わせないようにしてください。あくまで軽く上げるだけにとどめておきます。また、お酒が出てくることがありますが、口をつけるだけにし大騒ぎしないこともマナーの一つです。もしお酒をお断りをする場合は、車で来ているので、など相手に配慮した言葉がけをするように心がけます。なお、次の日に告別式に参列できない場合は、この場でその理由を話しておくと良いでしょう。告別式に参列できないと伝えるとともにお悔やみの言葉とお詫びを伝えるようにします。